サンデーうぇぶりーで10/14に公開された小山愛子先生の『舞妓さんちのまかないさん』
第251話「お祝いの日に」をご紹介します。
今回も引き続き、若き頃のおかみさんと百花姉さんの仕込み時代のお話。
舞妓さんに憧れて夢を追いかけていた若き日のおかみさんと百子姉さん。
いよいよ一つ夢がかないます。
※本サイトでは内容に興味を持ってもらえるようあらすじ(ネタバレを含む)を紹介しています。 著作権の都合上、コマやセリフの大幅な抜粋はしておりませんので、詳しい内容はぜひコミックスをご購入いただきご確認ください。
『舞妓さんちのまかないさん』250話までのあらすじ
前の話はこちら!
大みそかを迎えて、それぞれの地元に帰省する舞妓さん達。
屋形にはお盆休み同様におかみさんと夕子だけが残ります。
寂しさもあって夕子は朝から元気がありませんでした。
みんなを見送ると用事を済ませにおかみさんも外出。
一人きりになった夕子は本格的にさみし気で可哀想。
すると、そこへあずさがただいま~と大荷物を抱えて帰宅します。
あずさは駅までの道のり花街を歩きながら年明けに迫った舞妓さんデビューのお店出しを思うとワクワクが止まりません。
帰省をせずに夕子と2人たまにのごちそうのピザやドーナツ、ハンバーガーなどをほおばりながらたくさん話をし年越しするのでした。
『舞妓さんちのまかないさん 』251話の内容(ネタバレあり)
末っ子姉妹のお祝いの日に
舞妓さんに憧れて、親元を離れて仕込みさんとして頑張ってきたあずさ。改め千佳子。
ともに仕込みさんとして生活しながら姉妹のように分かり合えた夕子。改め、百子。
お店出しが決まると舞妓さんとしての名前を付けてもらうという江戸時代から続くしきたり。
2人への花街での評判は高く、屋形にはそれはそれはたくさんの目録が届いておりました。
髪も結い、黒紋付を着て今日は挨拶周りにお座敷での初仕事。
この黒紋付、、実は約20キロ近くの重量があり着てるだけでも大仕事!
着付けが終わりようやく2人は顔を合わせます。慣れない源氏名でお互いに呼び合いおめでとう!とお互いに声を掛け合います。
おかみさんもこの日をどんなに待ち望んだことでしょう。
火打石で仕事はじめのゲン担ぎをしっかりして2人を送り出しました。
いよいよ舞妓さんとして花街に立つ2人の立ち姿はとても凛々しく素敵でした。
妹たちを想うお姉さんたち
夜になり、仕事を終えて屋形に続々と帰宅する舞妓さん達。
そこには初仕事を終えた2人の姿も。
あずさも夕子も座ったら疲労からなかなか立ち上がれなくなっていました。
お姉さん舞妓さん達が2人の着物を脱がすのを次々と手伝ってくれます。
そう、自分たちも初仕事の後はお姉さんたちにこうしてもらったと話しながら。微笑ましい~。
着替えが終わるとお姉さんたちがちょっとずつおこづかいを出し合って、2人のためにとイチゴのショートケーキを買って準備していたのです。
真夜中にこんな甘いものを食べたら太る!!とおかみさんに怒られてしまうから~。
でも、今日は妹たちの初の店出し!お祝いせずにはいられないとなんて妹想いなんだ。
血が繋がっていなくても2人にはこんないいお姉さんたちがいて羨ましい限りです。
すると、そこへおかみさん登場!
てっきり夜中に甘いものをと怒られるかと思いきやそれは大きなイチゴのケーキを準備してくれてました。
今日は末の娘たちのお祝いの日!みんなで食べないとあかんやろ!と最高の一日の締めくくりになるのでした。
『舞妓さんちのまかないさん』251話の感想
ホントにめでたい1日でした。
2人の黒紋付姿はとてもきれいで凛々しく、
確かに花街ではグンを抜く人気の舞妓さん達になっていくんだろうなと将来に期待せずにはいられなかったと思います。
しかしながら、お姉さん舞妓さん達もとても妹想いで女の世界にしては思いやりに溢れている。
それがこの漫画では上手に描かれていると思います。
古来からの風習や伝統を守りながら、今日もきっと京都の花街で日本の文化を若い舞妓さん達が伝えながら頑張っているのかと思うと応援せずにはいられません。
話がそれましたが、2人の初の店出しの様子がわかって過去シリーズもいいな~と私は思いました。
みなさんはどうでしたかね?
(ライター:そいる)
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