11月3日公開のマガポケ掲載、中武士竜先生『十字架のろくにん』105話「祖父の手紙」をご紹介します。
至極京は革命倶楽部で俊が生きている証拠写真を見せられました。
おかえりと不敵な笑みを浮かべる京でしたが…。
※本サイトでは内容に興味を持ってもらえるようあらすじ(ネタバレを含む)を紹介しています。 著作権の都合上、コマやセリフの大幅な抜粋はしておりませんので、詳しい内容はぜひコミックスをご購入いただきご確認ください。
『十字架のろくにん』104話までのあらすじ
前話の詳細はこちら。
祖父の家に行き記憶を取り戻した俊は、気絶し、北見医院に運ばれました。
千鶴からその事を聞かされた、北見と川奈は過去に俊に起こったことを聞きました。
一緒に復讐をすると言う二人に、自分の問題だから迷惑はかけられないと医院を出て行こうとする俊に、北見と川奈は家族だから一緒に背負いたいと言いました。
その言葉を聞いた俊は3人で復讐を再開する事を決意します。
一方、至極京は革命倶楽部で俊が生きている証拠写真を見せられました。
おかえりと不敵な笑みを浮かべる京でしたが…。
『十字架のろくにん』105話の内容(ネタバレあり)
墓参り
記憶を取り戻した俊は、両親、弟、祖父の眠る墓に行き、手を合わせ、
自分は死んでも、みんなと一緒のところには行けないだろう。
でも、僕はやるしかない。あなたたちを殺した悪いやつらを殺すのを許して欲しいと誓いの決意を表します。
そこへお坊さんがやってきて、もしかして、君は俊君かい?と聞きます。
はい、と答えると、懐かしそうに、やっぱり!大きくなったね!俊のことをずっと待っていたと言いました。
するとお坊さんから、おじいさんから君あての手紙を預かっていたと言って、封筒を渡されました。
祖父からの手紙
俊が手紙を読むと、そこには、このような内容が書かれていました。
お前が手紙を読んだ時には、自分は死んでいるだろう。
その時点で、復讐は終えているかもしれないし、まだかもしれない。
まだ、終わっていなければ、蔵に行き、埋めてある物を出して欲しいと書かれてありました。
俊は蔵に行きました。
記されている北山部隊の写真の下へ行くと、かなり頑丈にフタがされてありましたが、埋めてある場所をハンマーで何度も叩くと箱が出てきました。
中にはナイフが入っており、祖父が戦場で肌身離さず持っていた物でした。
手紙には更に、技や精神力もすべて俊に教えたけれど、最後にできることは祈ることだ、このナイフはお守りみたいなものだ、どうか生きて欲しい。とも、書かれてありました。
それを見た俊は泣きながらおじいちゃんにありがとうと言いました。
最初の的
北見医院に戻った俊は、まず誰から復讐を始めるかターゲットを決めるため北見と川奈と話します。俊が最初は安堂緑という男にすると決めました。
この人物は祖父を殺した男でした。
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『十字架のろくにん』105話の感想
まさか死ぬ前におじいちゃんが手紙を残していたとは。意外な展開でした。
おじいちゃんは、俊の復讐を終えるまで、死ぬつもりはなかったと思いますが、
至極京の執拗な俊に対する執着心は両親を殺し、弟も殺そうとしていたので、
俊の家族は全員、殺しのターゲットにされている事を知っていました。
自分もいつか敵に倒されてしまうかもしれないという思いがあったのですね。
結局、おじいちゃんも弟も殺され、自分ひとりだけ、生き残ってしまった俊。
そんな俊が復讐を終えれば、死を選ぶのではないかと心配していたんだと、今回の手紙で知りました。
しかし、今は新たに北見と川奈という仲間が家族となり、俊は一人ではなくなりました。
今回は、おじいちゃんへの思い、俊の家族への誓いを見せてくれましたが、次回から本格的な復讐がスタートします。
安堂緑とはどのような人物なのか?京はどのような指示を部下に出し、俊を狙おうとするのか?その他の京の側近はどのような人物なのか?
ジュージカの3人は安堂を始末する事に成功するのか?
大事な局面で、また千鶴が邪魔をしないか?今回は、まだ急展開という印象はそれほど感じられませんでしたが、次回は話が急激に展開していくようです。
ますます、次回の更新が待ちきれません。
(ライター:かずみん)
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