11月10日公開のマガポケ掲載、中武士竜先生『十字架のろくにん』106話「鬼」をご紹介します。
祖父を殺した至極京の側近、安堂緑をターゲットに定めた俊とジュージカでしたが…。
※本サイトでは内容に興味を持ってもらえるようあらすじ(ネタバレを含む)を紹介しています。 著作権の都合上、コマやセリフの大幅な抜粋はしておりませんので、詳しい内容はぜひコミックスをご購入いただきご確認ください。
『十字架のろくにん』105話までのあらすじ
前話の詳細はこちら。
記憶を取り戻し、家族の墓前で新たに復讐の誓いを立てた俊。
そこに現れたお坊さんから、祖父の手紙を受け取りました。
蔵に行くと、手紙に記された場所には、祖父が北山部隊時代に使っていたナイフが出てきました。
これは復讐を成し遂げるためのお守りとして、祖父が俊に残した物でした。
祖父は、唯1人この世に残された俊に生きて欲しいとメッセージを残してこの世を去りました。
この言葉を受けて俊とジュージカが1人目のターゲットに定めたのは、祖父を殺した至極京の側近、安堂緑でしたが…。
『十字架のろくにん』106話の内容(ネタバレあり)
安西瑞紀
警視庁では、安西瑞紀の表彰が行われています。先月、発生した殺人事件の容疑者を逮捕した功績を讃えられた瑞紀が
賞状を、受け取ります。
その場にいた、まわりの同僚は、また表彰されている。
さすがは敏腕刑事だな、安西さんみたいな人に追われた犯人は、
生きた心地が、しないよ、あれは鬼だよなと瑞紀について話しています。
表彰が終わった瑞紀に上司が、もうそろそろ管理職を目指し、後輩の育成に尽力しないか、功績はもう充分上げただろうと、声を掛けますが、瑞紀は現場で泥臭くしているのが性に合っていると断ります。
全一との思い出
缶コーヒーを買って家に戻る瑞紀。
彼が好きだったコーヒーを見つめながら、瑞紀は6年前の事を思い出しています。
彼は瑞紀に、この一件が終わったら一緒に良子に行かないかと言いました。
新婚旅行にも行かなかったのに、今頃、旅行?と答える瑞紀に、彼は約束すると言います。
嬉しそうに顔を赤らめる瑞紀。
しかし、約束は守られないまま、彼は死んでしまいました。
意外と楽しみにしてたのに、できない約束なんかして…と思いながら、一口、缶コーヒーを飲み、写真の前に置きました。
もしかして殺される事がわかっていたのかな?と、
瑞紀は写真の彼に向かって声を掛けました。
写真に写っていたのは、6年前、俊を高校生行方不明事件の容疑者として、追っていた、安西全一でした。
安西瑞紀は彼の妻でした。
彼女も全一と同じ、刑事だったのです。
俊への思い
瑞紀は風呂に入りながら、全一が殉職した時の事を思い出していました。俊を容疑者と睨み、追っている時に全一は殉職したとされています。
俊は全一を殺したと容疑をかけられましたが、関与を認めませんでした。
全一の死体が見つからなかったため、当時、警察は俊の全一殺害の容疑を立件する事ができなかったのです。
俊は祖父と弟が殺害された現場で逮捕され、5年間、服役し、罪を償い、出所しましたが瑞紀は全一が俊に殺されたという疑いを今も持ち続けています。
気持ちの整理ができていない彼女は、今、俊に会ったら、殺してしまうかもしれないと思います。
都市伝説
瑞紀に同僚刑事が話しかけてきます。何のこと?と聞く瑞紀に、今、若者の間で話題になっている都市伝説、十字架の資料を見せます。
ここに依頼すると消してしまいたい人間を殺してくれるという内容でした。
これは最近起きている行方不明事件になんらかの関係があるということ?と聞く瑞紀に、はい!と元気に答える同僚。
こんな事、よく調べたねと言う瑞紀に、捜査は徹底的にやるべきです!それが全一さんから教わったことですと同僚が言います。
瑞紀が、彼のいいところは吸収していたのね、太田。と言いました。
同僚刑事は、安西全一の部下で、俊を逮捕した、あの太田朝子でした。
あなたの嗅覚は優れているから少し調べてみるわ。と瑞紀は言いました。
次の話はこちら!
『十字架のろくにん』106話の感想
まさか安西全一が結婚していて、妻も刑事だったとは驚きました。
太田も安西を殺したのが俊だと疑っていたため、俊の動きを追っていたため、6年前俊の逮捕に至りましたが、妻の瑞紀にも情報は共有されていたということですね。
しかし、身内が関わる捜査には加われないということで、
6年も全一は俊に殺され、見つからない死体はどうなっているのかという思いを断ち切れずに過ごしていたのですね。
今回、都市伝説としてですが、ジュージカの存在が浮上したことで、俊の復讐にまた波乱が起きそうです。
警察の邪魔を掻い潜り、無事に復讐を遂行できるのか?
次回の展開がどうなるのか楽しみで、待ちきれません!
(ライター:かずみん)
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